パニック障害 仕事

パニック障害で仕事を辞める必要はなかった!

 

精神科以外での診断結果

 

私は、トップページで詳しく説明していますが、イボ痔のせいで、毎日排便時に大量の出血をするようになり、ヘモグロビンの値が激減してしまいました。そのため、ある日の朝、上半身がシビレだして、何がどうなっているのか分からないまま横になって休んでいると、次第に「ろれつが回らない」という状態にまで陥りました。

 

そのため、スグに救急車に来てもらい、総合病院でMRI・CT・胃内視鏡(胃カメラ)など、様々な検査を受けました。しかし、血液中のヘモグロビンの値が激減している以外は、特に異常は見当たらないということでした。

 

私は、自分がパニック障害だとは思っていなかったため、体がダルく感じたり、手や後頭部がシビレたり、息苦しくなり立っていられなくなるのは、何らかの病気になったせいだと思っていましたが、検査の結果で貧血ということが分かってホッとしました。病院の先生たちも、最初は脳梗塞を疑ってたらしいですから…。

 

しばらくして、ヘモグロビンの値の正常値になったのですが、それでも「手・首・後頭部のシビレ」「頭痛」「息苦しさ」などは、時々でしたが発症していました。

 

そのため、再度病院へ行き検査してもらいましたが、どこにも悪い所は見当たらなかったため、病院の先生は、「仕事などのストレスでは?」と軽く言っていました。

 

しかし、私は「仕事がしんどい」とか「業務内容がイヤ」というようなことは全くなく、人間関係も良好でしたし、私生活でも特に悩み事などはありませんでした。

 

そのため、先生に「ストレスは全くと言っていいほど無いのですが…」と話したところ、「自分でも気付かないストレスもありますから…」と言われました。

 

ただ、その先生は精神科の先生ではなかったため、その会話は診察というよりは世間話程度のモノでしたから、私もあまり真剣には聞いていませんでした。

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パニック障害は、一番大切なモノを手放させた!

 

しかし、「手・首・後頭部のシビレ」「頭痛」「息苦しさ」は、時や場所を選ばず発症するようになり、仕事中に息苦しさを感じたときは、1〜2時間ほど仕事をせずに、横になっていることも珍しいことではなくなりました。

 

ただ、そのような状態になるきっかけみたいなモノは全くなく、いつも突然襲ってきて、このままだと「死んでしまうのでは…」という恐怖に襲われるようになりました。

 

それでも、私は精神的なモノだとは思わず、自分がタルんでいるからではないかと思い、気力で乗り越えなければと思っていました。

 

しかし、自宅であれ職場であれ、時や場所を問わずに「死んでしまうのでは…」という恐怖感に襲われることが多くなりました。

 

そして、全く問題なく生活できているときでも、「もうスグ手などがシビレだすのでは…」「ろれつが回らなくなるのでは…」「息苦しくなるのでは…」「死ぬのでは…」と連想ゲームのように想像してしまうようになり、実際に息苦しくなるのは、2〜3日に1度くらいのペースになってしまいました。

 

そこまでいくと、生活に支障が出るようになりました。まず、外に出るのが怖くなります。

 

それは、外出先で「息苦しくなるかも…」などと想像してしまうからです。外出先というのは、職場も含みます。実際、職場でも2〜3日に1度は、仕事中に横になって休ませてもらうようになっていました。

 

職場の人たちは、体調が悪いのだから仕方ないとは言ってくれていましたが、2〜3日に1度のペースで、本来の休憩以外に2時間くらい仕事をサボっているのですから、さすがに会社にも居づらくなります。

 

しかし、私は派遣社員として働いていましたから、会社を辞めても退職金もありません。そのため、図々しいとは思っていましたが、そのような状況のまま2年半ほど働いていました。

 

ただ、さすがに私も会社に居られなくなり、49歳にして退職を決意しました。妻子がいましたから、かなり迷いましたが、仕事が出来ないのですから、それ以上図々しく居座っている訳にもいかなかったのです。

 

それに、そのような状態になるのは、自分では心当たりが無かったのですが、仕事上の何かがストレスになっているのであれば、仕事を辞めれば「息苦しさ」や「死ぬかも」という恐怖心から解放されるのではないかと思うようにもなっていました。

 

そのため、会社を退職する決意をしました。

 

 

 

私と同じ失敗はしないで下さい!

 

しかし、会社を辞めてからも、「息苦しさ」や「死ぬかも…」という恐怖心が消え去ることはありませんでした。

 

そのため、半年くらい就活が出来ず、仕事を探せないままでいました。

 

私は、仕事を辞めれば治ると思っていましたが、全く治る気配がないため、ネットで自分の症状を調べると、パニック障害ではないかと思うようになりました。

 

自分がそのような病気になるなんて、にわかには信じ難かったのですが、それ以外に考えられないと思うようになり、精神科へ行き診察してもらいました。

 

そして、精神科の先生は、「原因はともかく、不安が原因であれば、パニック障害は治りますョ」と言ってくれました。私のパニック障害の原因が「不安」から来るモノなのかは分かりませんでしたが、先生が処方してくれた薬に託すしかありませんでした。

 

そして、その日から病院でもらった薬を飲むようにしたのですが、何と翌日から当たり前のように感じていた不安感のようなモノが見事に無くなっていました。手・首・後頭部のシビレや息苦しさがないだけでなく、得たいの知れない「死ぬかも…」という恐怖心も全く出てこないのです。

 

これほどまでに薬が効くとは思ってもいませんでした。

 

こんなことなら、最初から精神科へ行くべきでした。そうしていれば、仕事を辞める必要もなかったのですから…。今さら言っても仕方ないことですが、かなり後悔はしました。

 

ただ、自分は精神的に強い方だと思っていましたから、パニック障害のような精神的な病気になるとは思えなかったのです。もしかすると、心のどこかでパニック障害を疑っていたのかも知れません。そのよな自覚はありませんでしたが…。しかし、そうだと思ったとしても、精神的に強いと思い込んでいた私には、それを認める勇気はなかったと思います。

 

そのため、発症してから完治するまでに2年半も掛かってしまいました。精神科で薬をもらったら、たった1日で完治したのに…。

 

という訳で、パニック障害で苦しんでいる人は多いかとは思います。しかし、私のように精神科へ行ってないのであれば、仕事を辞めるべきか悩む前に、ぜひスグに行って診てもらって下さい。

 

私のように、「不安」が原因であれば、薬でスグに治る可能性がありますから…。

 

ただ、パニック障害の原因は、完全には解明できていないらしいですから、精神科の薬で絶対に治るとは言えないかとは思いますが…。

 

いずれにしましても、私のように判断を間違って、先に仕事を辞めてしまうようなことはしないで下さい。

 

私のパニック障害を改善させた2つの薬とは?

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パニック障害の原因は、少しずつ解明に近づいているようですが、まだ完全解明には至っていないようです。しかし、パニック障害を克服した人は大勢います。当サイトでは、私がパニック障害になった原因や改善した方法などを紹介させて頂きましたが、それはあくまで私の場合であって、万人が私と同じようになるとは限りません。ちなみに、私はパニック障害のせいで仕事を退職しました。完治させることが出来ると分かっていれば、2年半ほども悩んだ末に辞める必要はなかったのですが…。パニック障害で悩んでいる人は、ネットで色んなサイトやブログを見て、自分と同じような人を見ては、「治せないのでは?」などと落ち込んでしまった人もいるかも知れません。しかし、私のように早まって仕事を辞めるようなことは考えずに、まずは精神科などの専門医とよく相談して下さい。ただ、病院も合う合わないというモノもありますし、金儲け主義の病院がない訳ではありませんから、口コミだけを信じずに、自分でいくつかの病院を実際に回ってみることも大切だと思います。ただ、精神科は敷居が高く感じられて薬局の薬で何とかしようと考える人も少なくないかとは思いますが、薬局にいる人は精神科の専門医でないことの方が多いと思いますので、本気で何とかしたいと思うのであれば、ぜひ精神科で診てもらって下さい。決して、薬局がダメだと言うつもりはないのですが…。

 

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