パニック障害 症状 病気

パニック障害と間違えやすい病気

 

病気は違っていても症状は似ている

 

精神的な病気は、計器などで測って明確な数値を出して判断することが出来ないモノです。そのため、診断を間違えてしまう可能性はゼロではありません。

 

最近では、ネットで症状を調べる人も多いため、ここではパニック障害と似た症状の病気を紹介しています。あくまで、似ているというだけですから、ここで自己診断はせず、あくまで参考程度に見て、最終的には精神科などの専門医の診断を仰いで下さい。

 

病名とパニック障害と似た症状

 

【心臓神経症】
精神疾患のひとつとされており、心臓には異常がなく、動悸・欠脈・胸部の痛みが何度も繰り返される。

 

【不安神経症】
1980年にパニック障害と全般性不安障害に分けられましたが、両方を合わせることも少なくない。症状としては、何かが起こるのではないかという不安に襲われ、動悸や呼吸困難を引き起こす。

 

【自律神経失調症】
めまい・動悸・息苦しさなどがあるが、検査をしても異常は見つからず、パニック障害のような強い恐怖や不安は伴わない。

 

【メニエール病】
めまい・冷や汗・吐き気・耳鳴りなどの症状があり、耳鼻科的な所見や内耳障害が見られる。

 

【過呼吸症候群】
指先や口のまわりのシビレるように感じ、呼吸が出来ないような苦しさがあるため死の恐怖を感じる。ただ、心理的要因などで発症するが、不安や恐怖感が内因性ではないとされている。

 

【狭心症】
みぞおちから胸の中央・心臓部にかけて締め付けられるような痛みを伴う。その痛みは、軽い場合もあれば激しい場合もある。診断は、心電図検査で心筋の虚血状態を調べる。

 

【不整脈】
脈が不規則に早くなったり、逆にゆっくりになったりする。手術による治療可。

 

【僧帽弁逸脱症勝】
動悸・胸の痛み・呼吸困難など。パニック障害と合併するが、パニック障害の軽快と共に消失することが多く、大抵は治療不要とされている。

 

【側頭葉てんかん】
自律神経発作・強い不安・恐怖を感じたり、意識障害がある。脳の画像検査や脳波検査で診断する。

 

【褐色細胞腫】
頭痛・動悸・血圧上昇・発刊・吐き気・不安感などがあり、血中や尿中のカテコールアミン値の検査と、腹部の画像検査で診断する。

 

【バセドウ病】
甲状腺機能亢進症とも呼ばれ、動悸・震え・冷や汗・不安感・脈が早くなったり多くなったりなどの症状があり、血液検査で甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの量を調べて診断する。

 

【低血糖】
糖尿病患者が薬を飲み過ぎたり、極度な食事制限をしたり、インスリン注射が過剰な場合に、動悸・冷や汗・震え・めまい・不安感・脈が早くなったりする。そのような場合は、尿糖や血糖を調べて診断する。

 

どのような病気であっても、誤診がない訳ではないため、費用はかさみますが、出来ればいくつかの病院で診察を受ける方が安心できるかと思われます。

 

(注意) 病名は、改名されたり分派されることがあります。

 

 

 

パニック障害を誘発する可能性があるモノ

 

【誘発物質】
・タバコ(ニコチン)・コーヒー(カフェイン)・アルコール・薬(咳止め・経口避妊薬・違法薬物)

 

【生理的・環境的要因】
・睡眠不足・低血糖・疲労・蛍光灯・熱気・湿気・リラクゼーション

 

これらがあると、必ずパニック障害になる訳ではありませんが、誘発する可能性があるとされています。

 

私がパニック障害になった原因はコレだった!

 

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